毎年1月末までに提出する給与支払報告書の総括表についてです。
もし対象の市区町村から送られてこなければ、その市区町村のホームページからダウンロードできるケースがほとんどです。
ホームページ上になければ、他の市区町村のを「給与支払者番号」などの固有情報を消して使えば問題ないと思います。
給与支払報告書とは
給与支払報告書とは、給与支払者(法人・事業主等)が、従業員等に対して支払った前年中の給与額などを市区町村へ報告する書類です。
給与支払報告書の提出の流れ

個人明細書については「給与支払報告書(個人別明細書)の記入例、書き方、注意点など」でまとめてますのでよかったらご覧ください。

給与支払報告書(総括表)の記入例、書き方、注意点
記入例は下記の通りです。市区町村によって様式が異なるので、項目ごとに多少変えてくださいね。

給与支払報告書(個人別明細書)を市町村に提出する場合には、そのまとめとして、提出する市町村ごとに、この総括表を1枚ずつ添付して提出してください。
書き方は次のように記載してください。
項目 | 記入内容・注意点 |
---|---|
給与の支払期間 | 給与を支払った期間を記載 |
給与支払者の個人番号又は法人番号 | 個人番号は左側を1文字空けて記載 |
給与支払者の名称又は氏名 | 給与支払者が法人の場合は、個人の場合は氏名を記載 |
所得税の源泉徴収をしている事務所又は事業所の名称 | 源泉徴収している事務所 |
連絡者の氏名、所属課、係名及び電話番号 | 市役所から電話がかかってきたら対応できる人を記載 |
関与税理士等の氏名及び電話番号 | (私は自身で作成し、税理士に見てもらってないので空白にしてます) |
提出区分 | (年の途中までの退職者についてなら「退職者分」、それ以外の年間分なら「年間分」で) |
受給者総人員 | 1月1日現在において、給与の支払を受けている在職者総人数 |
提出市町村数 | 給与支払報告書(個人別明細書)を提出する市町村数を記載 (空白で出してますが、注意されたことはないですね) |
報告人員 | それぞれの人数を記載 |
特別徴収納入書必要・不要 | 納付書が必要かどうかを書きます (不要に〇をすると5,6月頃に決定通知書が送られる時に同封されてないです) |
提出方法などについては
「給与支払報告書(総括表)の手続き上の注意点」に詳しく書いてますのでよかったらご覧ください。

普通徴収切替理由書 ( 兼仕切書 )の書き方、記入例についてはこちらをご覧ください。

また、この時期に税務署へ提出する
「給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表」
の書き方、記入例、提出方法もこちらにまとめますので良かったらご覧ください。

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