防火管理者講習、後編「講習に行ってみた~当日の流れや雰囲気など~」

防火管理者講習に行ってみました。普通のセミナーのような感じで、緊張感は感じられませんでした。

当日の様子をまとめます。会場によって若干異なると思いますが、全体のイメージはつかんでもらえると思います。

申込方法や制度の概要などは「防火管理者前編「資格の内容、種類や必要性、申込方法など」」も合わせてご覧ください。

防火管理者以外の総務経理で使う資格については「総務経理に必要な・有利な資格」もあわせてご覧ください。

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参加した人たちの顔ぶれ

講習会場の様子は、男女比で言えば男性が7割、女性が3割ぐらいでした。

年齢は20代半ば~50代と幅広く、一番多いのは30代ですね。

講習会場自体は150人から200人ぐらいが入る会場で、コロナのため距離を保っていたものの、100人以上いるので、けっこう人が多いなという印象でした。

前編でも触れましたが、防火管理者は火事の責任を取らされる場合もあり、責任は重大ですので、自主的に取りに来たというよりは、前任者が退職等でイヤイヤ来た人が大半のようです。

という私もそうですが、、、

当日必要なもの

受講票、 筆記具(鉛筆又はシャープペンシル、消しゴム)、 身分証明書

エンピツとかは貸してくれますが、受講票と身分証明書はないとだめですね。

2日間のスケジュール

授業の内容は次の通りです。(東京消防庁の例)

1日目

時間講習科目等
9:00~ 9:10講習案内
9:10~10:00過去の災害事例と教訓
10:10~10:50防火・防災管理制度
11:00~12:00火災に関する基礎知識
13:00~14:00火災事例と出火防止対策
14:10~15:10施設・設備の維持管理
15:20~16:50消防用設備等の操作要領
16:50~17:00事務連絡

2日目

時間講習科目等
9:00~ 9:10講習案内
9:10~10:10地震・その他の災害対策
10:20~11:20自衛消防の活動
12:20~13:20災害対策の実施要領
13:30~15:00消防計画の作成要領
15:10~16:10防火・防災管理の進め方
16:10~17:00効果測定及び修了証交付等

内容は、どこの会場でも上のような感じだと思います。

コロナで実習はなかったですが、本来、消火器の訓練が最後にあるようです。

また、講師は、私の会場では午前と午後で変わる形で対応していました。元消防署の方が多いようです。

1日目の様子

開始の45分前から受付ということで45分前に行ったのですが、約1/3ぐらいは来ていて開始の20分前には8割方はいたような気がします。

受付で受講票を渡すとテキストを渡され、座る座席を指定されます。

その後二日間にわたって授業を受ける形になります。

上の時間割通り進みます。

私の会場では、プロジェクターを使って説明する講師もいれば、テキストのみの講師やDVDを見て終わりなど様々でしたね。

受講案内には、テキストを持って帰る袋を持参と書いてましたが、1日目は机に置いて帰っていいよと言われましたね。

2日目の様子

基本1日目と同じです。

ただ、二日目の最後には消火訓練などの実習研修があります。私はコロナでなかったですが、消火器などの使い方を教えてくれます。

また、二日目の最後には実施テストもあり一応試験の形の講習になっています。

試験の様子

試験がありますが、各科目の最後に「ここがテストに出ますよ」とちゃんと教えてくれます。

それをメモって勉強すれば問題なく簡単なテストなので行けると思います。

というか、私の会場では、試験問題を配って試験をした後、正解発表後、「自己採点してください」と回収すらされませんでした

終了証

試験がそんなあってないような試験なので、試験直後に終了証が渡されます。

運転免許証サイズですが、プラスチックではなく厚紙です。

この終了書を届出書とともに消防署に持っていけば、防火管理者になれる訳です。

この終了証、昔は写真が入っていたようですが、私が受け取ったのは、写真なしです。

まとめ

簡単にとれるものの、責任は重いので、消防訓練を定期的にしているとか、避難通路は確保されているとかの会社の風土を確認して、しっかりしてそうなら防火管理者になるのがオススメですね。

講習の後は

防火管理者講習が終わり終了証をもらうと次はこの届出を消防署に提出すると、防火管理者になります。その書き方についてはこちらをご覧ください。

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