Amazonビジネスは、個人向けのAmazon.co.jpの法人向け通販サービスです。
加入は個人事業主はOKだが、個人はダメであり、サービス内容も個人向けに追加される形で少し異なります。
会社や仕事で事務用品などの購入をされている方へ、個人向けとの違いを中心にAmazonビジネスの概要をまとめてみました。主な内容は次の通りです。
- 個人向けAmazonと何がちがうの?
- 個人でもAmazonビジネス使えるの?
- Amazonビジネスの概要と楽で快適なサービスの理由と仕組み
- 請求書払いや見積書対応などの事務処理対応
- デメリット・問題点
- 登録方法、解約方法
どれも私や友人が利用している中で感じた印象です。ご参考になれば幸いです。
事務用品やオフィス用品の購入の苦労や悩み

毎日、次々来る各部署からの備品の注文依頼に、結構な時間と労力を費やしてませんか?
その割には、上司からは「高いなあ!ちゃんと他と比較して買っているのか!」と、どやされるとほんと疲れます。
しかも、他の部署からは、カタログを見て「この中にいいのはないなあ、、他の業者とかお店まわって探してくれない?」とか言われ、イライラきます。
そんな悩みをひたすら繰り返すしか方法はないのでしょうか?
Amazonビジネスなら、楽に安く購入できる!
そんな悩みを持っていた私は、法人契約のアカウントである「Amazonビジネス」を使い始めました。
きっかけは、前職の同僚から「アスクルはテレビや掃除機があまり種類がないから選べない。お店に行くのもしんどいから、Amazonビジネスに登録したよ。ネットで買えるものならほとんどあるし便利だよ」という話を聞いたからでした。
そこで、Amazonビジネスについて調べてみると、”なるほど”、と思いました。
というのも備品購入でポイントとなるのは次の2つだと思います。
①希望にあう商品があるかどうか?
②その商品は他の購入先より安いのか?
この2つのポイントにAmazonビジネスでは次の答えを用意しています。
①希望にあう商品があるかどうか?⇒「商品数=”2億点”」から選べる
②その商品は他の購入先より安いのか?⇒個人向けAmazonにはない「法人価格」を用意
つまり、
Amazonビジネスなら2億というおそらく世界一豊富な商品ラインナップの中から、通常より安い法人価格で購入が可能なので、
複数のネット通販で商品を探したり、実際にお店を何件も回ったりする苦労をしなくても済むし、法人価格なので安く購入できて経費節約もできる
のです。
Amazonビジネス(法人契約アカウント)とは何?
個人向けのAmazonなら知ってる人も多いと思いますが、法人向けってどんなサービスなのでしょうか?
公式サイトによれば、
Amazonビジネスとは、個人向けのAmazon.co.jpに、ビジネス向けの機能やサービスを追加した、あらゆる業種の調達・購買ニーズに対応する、法人・個人事業主様向けのEコマースです。
とあります。
具体的にどういう事か見ていきましょう。
個人向けAmazonと何がちがうの?
答1:Amazonビジネスは「個人向けのAmazon.co.jpに法人向けサービスを追加」したもの
個人向けに追加と書いてある通り、個人向けと同様のサービスが基本受けれます。
年会費無料。
送料は2000円以上は無料です。
答2:ビジネス向けの機能やサービス
これは、次の3点がわかりやすいと思います。
法人価格
法人価格は、Amazonビジネスの登録ユーザー向けの一部の商品に設定されており、一般ユーザーより安く買えます。
数量割引
数量割引は、Amazonビジネスの対象商品に適用される、購入数に応じて割引率が上がる割引です。
専用商品
美容・理容や各業界特有の商品のラインナップもあります。
個人でもAmazonビジネス使えるの?
個人事業主はOKだが、個人はダメ
情報登録の際に「法人名」を入れますが、「法人名」がない場合は個人事業主として、次のいずれか の書類が提が必要です。
・開業届出書
・過去 2 年以内の確定申告書 B (※確定申告書 A は対象外)
・過去 2 年以内の所得税青色申告決算書
・過去 2 年以内の所得税青色申告承認申請書
確定申告書 A は対象外とされていますので、個人ではダメということですね。
他の法人向け通販との比較
でも、他の通販と比較して、どうなの?と言われそうなので、大手のアスクルと比較してみました。
Amazonビジネス | アスクル | |
いくらから配送無料 | 2000円以上(プライムを除く) | 1000円以上 |
スピード | 当日・翌日 | 当日・翌日 |
カードなど各種支払、請求書後払い | OK | OK |
商品点数 | 2億 | 745万 |
返品 | OK(返品センターもあり) | OK |
オリジナル商品/カタログ | なし | あり |
代理店制度 | なし | あり |
法人特別価格 | あり | なし |
使い方にもよりますが、アスクルと比較しても、メリット多そうですね。
この他の通販との比較については、「Amazonビジネスのメリット、デメリット〜アスクル、カウネットと比較して~」でも詳しく解説してますので良かったらご覧ください。
よくあるAmazonビジネスの疑問点

よくある質問や疑問点をまとめてみます。
Amazonを使ってたら私物購入と疑われるのでは?
AmazonビジネスのIDは個人とは別になります。請求書も会社名義で来るので、個人IDで使うより公私の区別がちゃんとつきます。
私の周りではAmazonビジネスを使っている人いないし、TVCMとかも見ないけど、本当にみんな使っているの?
公式サイトによれば、客観的な事実として、「東証一部上場企業のうち75%がAmazonビジネスに登録しています(2020年7月31日時点)」とあり、TVCMとかがないので一般の人の認知度が低いだけで、実績としては十分だと思います。
業種は、公共機関、医療機関、学校、企業、個人事業主、など様々な所で使われています。
こう書くと大企業などでしか使われていない印象を受けるかもしれませんが、私の周りのフリーランスの方も使っている人が多いです。
見積書は発行されるの?
個人向けのAmazonは見積書はないようですが、Amazonビジネスは見積書の発行が可能です。
方法は「商品をカートに入れる」をクリックします。次の画面に表示されるカートの編集をクリックすると、「見積書 ダウンロード」のボタンがあるので、ここからダウンロードできます。
ただ、この見積書は商品代金のみで、配送料および特別取扱い手数料は記載されませんので注意が必要です。
請求書払いは可能?
請求書払いはもちろん可能です。請求書のサンプルは次の写真です。

請求書払いなら、ビジネスアカウントに登録されたユーザーの1ヶ月分の購入代金をまとめて支払うことができます。
1ヶ月間に購入した商品の明細を記載した請求書のPDFを、翌月2営業日以内にEメールで送られます。
締め日は5日、10日、15日、20日、25日および末日の6つから選択肢可能。支払期日は、各締め日より1か月以内。
請求書払いの手数料や別途の契約書は不要。ただし、審査があるので、無理ならクレジットカードなどでの支払いで対応したらいいと思います。
利用可能限度額は?
Amazon側から会社別に設定され、一律で決まっていない様です。
聞いている感じですは5~10万ぐらいからスタートのようですね。
この購入可能限度額は、Web上で手続きをすれば、審査後、引き上げも可能です。3営業日以内に審査結果がメールできます。
請求書払い以外の支払方法は?
その他の支払い方法は、 クレジットカード、デビットカード、コンビニ、ATM、代金引換、電子マネーなど、幅広い選択肢があります。法人向けクレジットカードも利用可能です。
Amazonビジネス(法人契約)のデメリット
デメリットは、あまりないと思いますが、次の点は気をつけてくださいね
購入金額が2000円未満だと送料がかかる
2000円未満だと通常配送が400~500円程度かかるので、金額が少ない場合は、他の注文とまとめた方がいいですね。
若干の不便さはありますが、法人価格や数量割引のメリットがあるので、このあたりは仕方がない気もしますね。
個人アカウント以外で登録しないとメンバー全員に見られてしまう。
アカウント作成時に、過去の注文履歴が引き継がれてしまうため、ビジネスアカウントの管理者(全体の注文履歴を閲覧できる権限を持つ人)に、過去にAmazonで買った商品の内容を見られてしまうので注意が必要です。
会社のメールアドレスなどでアカウント作成しましょう。
個人事業主は登録の際に書類が必要
以下のいずれか 1 点が必要です。まあ、どれも開業されている人なら、持っている書類だと思うので問題はないと思います。
・開業届出書
・確定申告書 B
・所得税青色申告決算書
・所得税青色申告承認申請書
これらのポイントを気をつければ、特に問題なく使えそうですね!
Amazonビジネスの無料登録方法と解約方法
登録方法だけ紹介すると、気に入らないと不安だと思うので解約方法もセットで紹介しますね。
登録も解約も無料です。
(詳細は「Amazonビジネスの登録方法」でもまとめてますのでよかったらご覧ください。)
登録方法・流れ
このAmazonビジネス公式サイトをリンクすると下の画面出てきます。

この「無料登録はこちら」をクリック。その後の登録・利用開始の流れはこんな感じです。
- 基本情報登録
- 法人事業情報登録
- (アマゾン側の手続き、連絡待ち)
- 利用開始
よくある通販サイトの登録と同じですね。
解約方法
年会費・月会費など固定費がかからないので、解約したい人は少ないと思いますが、念のため解約方法も紹介します。
解約方法はとてもシンプルで、数回クリックで完了です。
- Amazonビジネスアカウントにログイン
- メニューから「ビジネスアカウントの設定」を選択
- 「企業情報」の下の「ビジネスアカウントの登録解除」を選択
- 「ビジネスアカウントの登録解除」画面で「続行」をクリック
- Amazonビジネスの解約完了
Amazonビジネスのまとめ
会社の事務担当者として感じたAmazonビジネスの特徴をまとめてみました。
通販最大手のAmazonを会社で使えるメリットは、今回紹介した以外にも多くあると思います。
ぜひ登録して、購入業務を少しでも楽に、スピードアップしていきましょう!
登録するなら今ですね!!
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