
「同じ社内で給与や年収は人と比較しても得がない」、給与計算をしている総務労務の方ならそう思っている人は多いと思います。私もそうです。
ただ、社内ではなく、同じ仕事をしている他社の総務経理と比べるとどうでしょうか?
少し気になったので調べて見ました。
引用する統計と職種分類について

統計の種類
給与や年収に関する統計は公的民間問わずで様々ありますが、本記事では、信用性が高そうな厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」から引用しております。
職種分類について
職種分類については、厚生労働省編職業分類を引用しており、下記に職種名と職業例を、バックオフィス・事務系で書いてます。
この中でも当サイトで扱っている総務を「庶務・人事事務員」、経理を「会計事務従事者」として、この記事をまとめています。
職種名 | 主な具体的な職業例 |
---|---|
庶務・人事事務員 | 株式事務員、広報係事務員、庶務係事務員、総務係事務員、文書係事務員、求人係事務員、給与係事務員、人事管理事務員、福利厚生事務員、労務管理係 |
企画事務員 | 商品開発部員、マーケッター、マーケティングリサーチャー、イベントプランナー、営業企画係、経営企画事務員、販売促進部員、マーケティング企画事務員 |
受付・案内事務員 | 案内係(会社)、会社受付係、カウンター受付係、銀行店頭案内人、自動車整備工場フロント係、ショールーム受付係、美容室受付係 |
秘書 | 会社社長秘書、セクレタリー |
電話応接事務員 | 案内台交換手、構内電話交換手、国際電話オペレーターお客様相談室係、通信販売受付事務員、テレコミュニケーター、電話調査オペレーター |
総合事務員 | 一般事務員 |
その他の一般事務従事者 | インターネット通販受付事務員、診療情報管理士、診療録係員、病歴係、船舶パーサー、法務係事務員 |
会計事務従事者 | 会計経理事務員、会計事務員、税務会計事務員、銀行窓口係、郵便局貯金窓口係、預貯金係員、ガス料金収納事務員、支払出納事務員、水道料金収納事務員、徴税係員 |
生産関連事務従事者 | 工程管理事務員、資材仕入事務員、生産管理事務員、運送事務員、出荷事務員、出庫管理係、船積出荷係員 |
営業・販売事務従事者 | 営業アシスタント、受発注管理事務員、外注係、商品仕入係、通関業務係、輸出入事務員、宴会係事務員、結婚式予約・相談係 |
外勤事務従事者 | 公衆電話料金集金人、自動サービス機集金人、新聞購読料集金人、料金集金人 |
運輸・郵便事務従事者 | 駅出改札係、駅務員、航空券販売員、空港旅客係、座席予約装置操作員、船客案内係、郵便局小包係、郵便局郵便窓口係 |
事務用機器操作員 | パソコンオペレーター、PCオペレーター、キーパンチャー、データエントリー係員、データ入力オペレーター |
バックオフィス・事務系全体の年収、給与の状況
総務と経理でまとめる前に、バックオフィス・事務系の各職種ごとの年収や給与はどうなっているのでしょうか?
下に、主な職種と企業規模別の状況をまとめました。

年収だけを比較すると下の通りです。
企画事務員が高くなっていますが、商品開発やプランニングなど専門性が高く、同様に秘書もノウハウがいる為か高くなっています。

業種別バックオフィス・事務職の年収、給与の状況
同じ事務系でも「業種によって差があるか」調べたのが下の結果です。
はっきりと差があり、同じ事務系の業務というより会社によって差がある状況と言えると思います。
年齢 | 勤続年数 | 残業時間 | 給与 | 年収 | |
---|---|---|---|---|---|
歳 | 年 | 時間 | 千円 | 千円 | |
事務従事者全体 | 42.9 | 12.5 | 9 | 315.6 | 4,691.2 |
鉱業,採石業,砂利採取業 | 46.4 | 16.3 | 10 | 379.4 | 6,094.8 |
建設業 | 43.5 | 12.5 | 8 | 299.0 | 4,528.4 |
製造業 | 44.2 | 15.2 | 10 | 321.6 | 4,895.0 |
電気・ガス・熱供給 ・水道業 | 44.2 | 20.7 | 12 | 464.5 | 6,755.4 |
情報通信業 | 41.8 | 11.9 | 11 | 373.0 | 5,543.9 |
運輸業,郵便業 | 43.5 | 13.1 | 14 | 310.9 | 4,511.5 |
卸売業,小売業 | 42.5 | 13.3 | 7 | 310.3 | 4,642.9 |
金融業,保険業 | 41.7 | 13.9 | 13 | 373.8 | 5,824.0 |
不動産業,物品賃貸業 | 41.2 | 10.6 | 11 | 328.0 | 4,984.0 |
学術研究,専門・ 技術サービス業 | 42.3 | 11.5 | 10 | 359.2 | 5,360.6 |
宿泊業,飲食サービス業 | 45.0 | 12.0 | 6 | 298.3 | 3,976.6 |
生活関連サービス業, 娯楽業 | 43.4 | 11.8 | 6 | 287.5 | 4,039.2 |
教育,学習支援業 | 42.8 | 11.8 | 8 | 337.1 | 5,099.9 |
医療,福祉 | 43.0 | 10.0 | 8 | 267.6 | 3,880.7 |
複合サービス事業 | 43.1 | 15.9 | 6 | 292.3 | 4,500.6 |
その他 | 42.6 | 8.2 | 8 | 275.3 | 3,802.6 |

ネットで探しても自分が望む会社が見つからない、、、どの転職サイト見ても同じ会社ばかり、、、、私も転職活動した時そう感じました。
無職という訳にもいかないし、とりあえず(妥協して)応募しとくか、、
ちょっと待ってください、会社探しの段階で妥協してはダメです!
例えば、「リクルートエージェント」で探してみましたか?
「リクナビNEXT」などの通常の転職サイトとは異なり、エージェントの場合文字通り、自分の代わりに自分に合う会社を選んでくれることはもちろん、そもそも、このリクルートエージェントのエージェントサービスは登録しないと閲覧できない求人が多いのです!(ちなみに、リクルートエージェントの非公開案件10万件らしいです)
是非リクルートエージェントを活用して、自分にあう会社探しを加速しましょう!
公式サイト リクルートエージェント
総務、経理の年収・給与の状況
では、総務経理の年収や給与の状況はどうでしょうか、まずは全体の状況です。
総務と経理を比べると総務の方が若干高いようです。
総務、経理(全体)の年収・給与の状況
総務・人事(従業員規模別)
(単位:千円) | 全体 | 1,000人以上 | 100~999人 | 10~99人 |
全体 | 4,645.8 | 5,373.2 | 4,478.8 | 3,871.8 |
男 | 5,645.4 | 6,331.4 | 5,317.6 | 4,653.3 |
女 | 4,047.2 | 4,575.7 | 3,954.6 | 3,619.2 |

中小企業より大企業の方が年収が高く、特に男性の給与が企業規模によって大きく異なります。
経理・会計事務従事者(従業員規模別)
(単位:千円) | 全体 | 1,000人以上 | 100~999人 | 10~99人 |
全体 | 4,530.3 | 4,990.4 | 4,593.3 | 4,075.4 |
男 | 5,685.9 | 6,476.3 | 5,608.9 | 4,989.6 |
女 | 3,931.8 | 4,125.6 | 4,030.9 | 3,682.5 |

総務と同様に経理でも、中小企業より大企業の方が年収が高く、特に男性の給与が企業規模によって大きく異なります。
非役職者の総務、経理の年収・給与の状況
総務・人事(従業員規模別)
(単位:千円) | 全体 | 1,000人以上 | 100~999人 | 10~99人 |
全体 | 4,214.9 | 4,914.1 | 4,011.3 | 3,540.7 |
男 | 5,074.5 | 5,759.8 | 4,635.3 | 4,135.5 |
女 | 3,831.6 | 4,355.5 | 3,740.2 | 3,401.7 |

経理・会計事務従事者(従業員規模別)
(単位:千円) | 全体 | 1,000人以上 | 100~999人 | 10~99人 |
全体 | 4,071.6 | 4,409.3 | 4,064.5 | 3,801.3 |
男 | 5,016.1 | 5,629.1 | 4,842.7 | 4,640.7 |
女 | 3,700.2 | 3,881.9 | 3,755.9 | 3,499.8 |

年齢別年収の総務、経理の年収・給与の状況
年代別の年収の状況です。
共通して60歳以降は再雇用で賃金が見直されるため年収が下がり、大企業の方が年収が高い状況です。
ただ、総務、経理ではグラフを見るとわかりやすいですが、40歳以降の賃金の傾向に差があります。
総務・人事(従業員規模別)


経理・会計事務従事者(従業員規模別)


給与の状況
毎月の給与の金額ごとに、構成比を出した表です。
上位3位に色付けしています。
総務・人事(従業員規模別)

経理・会計事務従事者(従業員規模別)

あなたの経験の大切さをわかってくれる人がいます!
経理などのバックオフィスの経験は、その会社だけしか使えないようで、他の会社でも使えるスキルです。
ただ、そのスキル、営業や生産などの他の職種ばかり扱っている一般の求人サイトではわかってもらえないかもしれません。でも、”バックオフィス(管理部門)”専門の求人サイトで、転職決定率No.1のMS-Japanなら分かってくれます。
というのも、この会社、創業から約30年、管理部門の転職に特化していて、他の転職サイトとは専門性が全く違います!!
例えば、20,30,40代など世代別や専門分野別のアドバイザーが在籍して、あなたの経験や状況に応じた求人を探してくれます。

その他オススメな理由は
- ①業界最大級の求人数(多くから選べる)
- ②幅広い給与水準の会社がある(年収300万~700万が81%)
- ③このサイトに限らずバックオフィス求人の8割は非公開案件なので登録すると閲覧できる求人がめちゃ増える!
などです。
このMS-Japanで無料登録して、幸せな転職、悩みを解決して下さいね。 ( MS-Japan 公式サイトを見るにはこのMS-Japan
をクリック!)
\無料1分で登録できます!/